uhhturaa

言い表せぬウウウウーーーーツラアァというあの気持ちを綴る

道中

老犬よ久しぶり まだ生きてて良かった なんだか以前見た時よりもか細く毛並みも弱々しくなったかな 短い鎖に繋がれ手入れもしてもらえず尿の臭いのする狭い一角でずっと立ち尽くしてる君 手を差し伸べても鎖が短いから届かないね  きみの右の瞳は磨りガラスのようにぼんやりしている 今日の曇みたいにさ 寒い日も暑い日もいつも同じ君 大事にしてもらってるのかな

いつもの牛舎 相変わらず暗い中に牛がたくさんいるであろう光景が目に入る 私が見てる牛さんは毎回同じ牛さんかな それとも、、、 人間は自由だ 牛さんごめんよ あゝ、これも偽善者の言葉 牛舎からこちらを恨めしそうに見つめる君 きみだって人間のように好き勝手したいよね

私の心は今でも虚しい なんとなく辛い